PayPay証券(旧One Tap BUY)は必殺の小金稼ぎツール!

 (更新) 5 分で読めます

1,000円ぐらいで楽しめるマトモな投資はないの?

もちろんあるさ

今回は手軽に始める株式取引のお話です。

ITがメインシステムになってから、株式投資でも、ゲームセンター感覚で取引ができるようになっています。株式取引というと、まとまったお金がないと始められないイメージがありますが、そのような取引ばかりではありません。

次のような2つのパターンを想定してみます

  1. まとまったお金で、しっかり取引する
  2. 小金でわずかな利ザヤを狙う

多くの株式投資は、買う株式を選び、値動きを待ち(もしくは株式優待を待ち)、売る・買うなど売買を行うプロセスになります。

単純で当たり前のプロセスですが、手間のかかるプロセスです。

  • 大金を用意しないと、投資のスタートラインに立てない
  • 投資商品が多すぎて、選ぶのに疲れる
  • 興味はあるけど、投資を始めてみる時間すら作りにくい

こういった、投資へのとっかかりの足かせを取り除いたサービスが One Tap BUY のスマホサービスです。

2021年1月中に One Tap BUY は PayPay証券に商号変更になります。

「One Tap BUY」は2021年2月1日より「PayPay証券」への商号変更されています。

「PayPay証券(旧One Tap BUY)」って何よ?

フィンテックスタートアップ企業「株式会社ワンタップバイ」ですが、資本は「みずほ証券」、「ソフトバンク」、「モバイル・インターネットキャピタル」、「ヤフー」から得ており、ソフトバンク株式会社が45.34%の株式を保有する証券会社です。

商号変更後の名前からわかるように、ソフトバンクのグループ会社であるPayPay株式会社のPayPayボーナス等の利用を通した連携ができるようになります(ただし、2021年1月以降)。

つまり、「PayPay証券(旧One Tap BUY)」は証券会社なのですが、どちらかというと手軽に金融商品を買う「ツール」としての認識する方がわかりやすいです。というのも、いわゆるネット証券のようにウェブからログインして何々するというより、すべてスマホアプリだけで完結するようになっているからです。 いつでもどこでも、スマホさえあれば取引ができるのが、「PayPay証券」です。

One Tap BUY

「PayPay証券(旧One Tap BUY)」はなぜお手軽なのか

「PayPay証券(旧One Tap BUY)」は、スマホだけで誰でも簡単に株式投資ができるサービスです。 わずか数回画面をタップするだけで、外国株や日本株の株式売買ができるため、ゲーム感覚でチャレンジできます。 ゲーム感覚で、「大金を動かせないよ」というのはごもっともで、わずか1,000円から株式取引が始められるのも特徴です。 株式は損しても、自分の出資分だけですので、極端な例だと、1,000円で始めて株を買い、その会社が倒産しても1,000円失うだけです。

なお、ゲーム感覚ではありますが、どちらかというと頻繁に売買するというより、地道に積み立て投資を行っていくという感覚です。 お小遣い程度のお金を、地道にスマホで積み立てていく、そのお金は自分が選んだ投資に回されます。

育成ゲームの投資版という方がはまるかもしれません。コツコツ貯金して、長期間楽しむという感じですね

株主有限責任の原則

これが「自己責任」の原則とは、株式投資については、さまざまなあるリスクを正しく認識し、自分自身の判断と責任に基づいて行うということです。

万が一、投資した企業が業績悪化などにより倒産してしまった場合、所有している株券は無価値となり、出資したお金は返却されません。

しかし、その会社自身が抱えていた負債の返済義務まで株主に回ってくることはありません。

株主の責任は出資したお金に限定されます。これが「株主の有限責任」です。 つまり、PayPay証券で株式を購入して、その株価が下がったり、会社が多額の負債を抱変えて倒産したとしても、出資者は自分が支払ったお金をあきらめれば、それで責任を取ったということになります。

【お手軽Ⅰ】厳選された株式から選ぶだけ!

「PayPay証券(旧One Tap BUY)」は、外国株は112銘柄・日本株は126銘柄、ETFは22銘柄に厳選(2020年10月)しています。しかも有名企業のみなので、暴落などのリスクを抑えた銘柄になっています。

そのため、ぼろ儲けはできませんが、手堅く地道に小金稼ぎができます。 初心者が悩む「多くの銘柄から株式を選ぶ」という点を、誰でも知っていそうな銘柄から選ぶだけにして、ハードルを大幅に下げています。

また、外国株にも対応していて、日本からは普通では買えない Amazon などの株も買えます。

One Tap BUY

【お手軽Ⅱ】ETF もお手軽

PayPay証券では個別銘柄への株式投資だけでなく、まとめて複数の企業に投する「ETF(Exchange Traded Funds)」も購入できます 米国株ETFは22種類、日本株ETFは4種類が用意されており、銘柄を選ぶ手間をかけずに投資を始められます。 あらかじめ厳選されているので、ETFは時間のない人、投資初心者には失敗リスクの少ないおすすめの金融商品です。

厳選されていても、リスクはあるということは忘れないでね!

ETF は投資の入門としてオススメ!

時間のある人はしっかり中身を吟味して、ETFを選ぶことができますが、時間のない方はそうもいかないと思います。PayPay証券はあらかじめ選ばれたお堅い商品の中から選ぶだけですので、商品価格が暴落するようなリスクは、少なくなっています。時間がない人には、とても時間の節約になるはずです。

ETF(上場投資信託)は市場で取引ができる投資信託ですので、儲けは大きくはありませんが、損するリスクも少ないため、投資に慣れるという意味でも、まずはオススメの商品です。

実は、あまりに手堅い取引ばかりだと面白くないため、レバレッジETFというものがあります。レバレッジ2倍なら、上昇幅と下落幅ともに2倍に拡大されるという意味です。「ハイリスク・ハイリターン」商品になるかと思いますが、FXや暗号資産と比べればそのリスクたるや微々たるものです。

【お手軽Ⅲ】利用しやすい料金体形

「PayPay証券(旧One Tap BUY)」の一番の特徴は、やはり独特の料金体系です。 一般の証券会社、ネット証券で1単元の株を買う場合、数万~数十万円を用立てないと買えません。PayPay証券の場合は1,000円からの少額単位での取引ができます。 初心者で株式入門をする際に、まとまったお金を準備する必要がありません。 はじめての人でも投資を始めやすい環境が用意されています。

一般的に株を買うときは、株価ありきで投資資金を計算し、用意しなければいけませんが、PayPay証券では投資資金先行で、自分の好きな金額だけ投資することができるのです。こういったことから、PayPay証券を一言で表すとすれば「初心者でも手間なくかんたんに、少額から投資を始められるサービス」だといえます

なぜ少額から取引できるのか?

PayPay証券では、本来の株式ルールとは違う、1,000円~という少額投資ができます。必要な投資金額が通常の投資よりはるかに下回ります。 なぜこのような少額投資が実現できるのか大変気になるところです。

種明かしを知れば、別に大したことはありません。 PayPay証券で株式を一度購入し、それを投資家向けに独自に小分け・再販する仕組みを作っているからです。 このからくりがわからば、なぜPayPay証券が手堅い株式や金融商品ばかりを取り扱っているかわかります。大きく価格が変動するような商品だと、タイムラグが大きく生じて「儲けそこなう」、「高づかみさせられる」などのマイナス面が強調され、会社としての評判が保てないからだといえます。

なお、会社としてPayPay証券が購入した商品を、ユーザーに再販するときの価格はPayPay証券側で設定できます。それで1,000円からという少額からでも株が買えるということになります。

PayPay証券の手数料をチェック!

「PayPay証券(旧One Tap BUY)」も他社同様、手数料が必要です。

  • 為替手数料
  • 取引手数料相当額(スプレッド)
  • 入出金手数料

上の手数料がすべてかかるわけではありません。

為替手数料は外国株を買う場合のみ必要です。片道35銭の手数料が必要です。 1ドル=100円の場合は、100,000円あたり買付(片道)の為替手数料は350円必要になります。

取引手数料相当額(スプレッド)は株式の売買手数料に相当するものです。 市場価格の0.5%のスプレッドが設けられています。 売買(1往復)だと実質1%の手数料になります。 1ドル=100円で、00:00に100,000円買付あたりの取引手数料相当額は500円という感じですね。

ただし、±0.5%のスプレッドは日本時間の23:30~6:00(米国株式市場が開いている時間)の間の取引に限ります。 これ以外の時間の取引では±0.7%となるので、注意が必要です。

入出金手数料は、PayPay証券では必要になります。 ここは盲点かもしれませんので注意です。 多くのネット証券では「入出金手数料無料」になっていますが、PayPay証券からの出金には手数料がかかります。

例えば、3万円以上の出金には、みずほ銀行宛ては200円/回、他行宛ては350円/回になっています(税抜)。3万円以下の場合はそれぞれ100円安くなります。

PayPay証券のメリットとデメリットのまとめ

PayPay証券のデメリット

  1. 入出金手数料が必要
  2. 買える銘柄は限定的
  3. ぼろ儲けはできそうにない

デメリットは、逆にメリットでもあるのが「PayPay証券(旧One Tap BUY)」です。 銘柄選びを、さらに細かく厳密に行うには、スマホ依存の証券会社よりウェブベースの証券会社の方が、情報量は多く、選べる銘柄も多いです。 逆に、PayPay証券があらかじめ選んだ中から買う銘柄を選ぶわけですから、ある程度ヤバイものはすでにフィルタ済みとも言えます。そのため、値動きも普通ですので短期勝負のぼろ儲けはできそうにありません。

入出金手数料が必要なのは、少し残念な点ですが、頻繁に入出金しない限り大きなデメリットではありません。

PayPay証券のメリット

  1. 投資がスマホでお手軽、パソコン不要
  2. 銘柄選びに時間を割かなくてよい
  3. 少額で投資して積み立てることができる

時間がないけど、銀行預金より少しはましな投資を行いたい人は試す価値はあるでしょう。

One Tap BUY