15万円だけ入金して、Wealth Wing でほったらかし小金稼ぎ

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カネは持ってるんだけど、投資って面倒だよ?

まずは、ほったらかし投資を始めなよ!

いわゆる「ほったらかし投資」という言葉をご存知でしょうか? 名前こそ投げやりですが、自分のお金を預けるのはそれなりに信頼の置ける企業や個人になります。特に中身を精査せずに「自分のお金」を運用してもらって利殖する方法は「ほったらかし投資」の一形態です。投資信託や定期預金などがその典型です。

実は大多数の投資家が「ほったらかし投資」を実践しています。 ほんの一握りのプロだけが、経済指標に加え様々な独自パラメータを駆使して、投資判断をしているというのが現状です。

今回は、誰でもスマホから簡単に手軽に投資できる「ほったらかし投資」の最近の流行り、「Wealth Wing(ウェルスウイング)」を紹介します。

なお、「Wealth Wing(ウェルスウイング)」はほったらかし投資としては興味深いものです。特徴にある投資額に応じてANAマイルが貯まるという点が売りなので、JALしか乗らないとか、そもそもマイルなんて貯めてないという方は、あまりオススメしません。そしてスマホを使わないという(PC+ガラゲー派の)人にもおすすめできないのが「Wealth Wing」です。逆を言えば、スマホとANAマイルに触覚がビンビン触れる方は一読ください。

繰り返しますが、基本的にはANAマイルに興味津々、ANAが好きというような人でないと、メリットを最大限に享受できないと思います。

WealthWing 日本株だけのポートフォリオで資産運用!

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株式会社スマートプラス

Wealth Wing の特徴って何よ?

なんと言っても投資額に応じてANAマイルが貯まることかな

予習ポイント

  1. 投資額に応じてANAマイルがもらえる
  2. 最低投資金額は15万円
  3. 入金した後は自動でロボアドバイザー運用
  4. スマホで確認できる(PCでもできる)
  5. スマートヘッジで資産減少幅を狭くする

意識せざるを得ないのが投資額に応じてANAマイルが貯まるという最大の特徴です。ANAマイルを貯めながら、資産運用するというのが「Wealth Wing」のキモですので、小金が貯まったかどうかはそれらのトータル判断になります。 そのため、ANAマイルを貯めない、貯める気もないような人にはあまりお得とは言えません。 逆を言えば、ANAマイルを貯めている人は、大した投資益を得ていないようでも、マイルがいつの間にか貯まっていたりするので、メリットの恩恵に預かることができるサービスです。余談ですが、ANAマイルの利用法ですが、やはり国内外の航空券(のアップグレードなど)に替える使い方がお得です。

高いリターンが期待できることが売り文句になっていますが、何もせずにほったらかしてる割りには高いリターンという感じです。投資経験はWealth Wingの前では意味を持ちませので、ドシロウトでもプロでも同じ投資結果が得られます。

業界で初めてスマートヘッジを提供しているというWealth Wingですが、要はクリックひとつで、株価下落時の資産減少幅が抑えることができる機能です。

例えばも、「これから相場は下がる」と自分が予想したとき、スマートヘッジをオンにします(比率は大・中・小の3つの中から選ぶ)。「下がりそうかも」程度の予想なら、ヘッジの比率を小に、「絶対下がるよ」なら比率を大にしておくと、下がったときにも利益を出せたり、下がり幅を大幅に抑えることができる運用になります。

金利は1日10万円当たり約6円必要なので、下がる局面でもないのにヘッジしてしまうと損しますので、無闇矢鱈に使っていればいいというものでもありません。 自分で細く設定して運用すると、神経を使うヘッジですが、Wealth Wingはお任せ運用なので、手軽に安全に、しかもお得に相場下落対策ができるということになります。

経験上、この敵機能は感情や欲を持たない機械的判断のAIの方が、トータル(中・長期)ではいい結果を出すことが多いと感じています。

忘れてはいけない手数料と獲得マイルをチェック!

入金しただけで増えるだけというような夢のシステムではなく、情報利用料として毎月税込330円、運用手数料として運用額の0.99%、売却の場合は売却手数料として売却額の1.0%という手数料絡みが必要になります。

具体例で見てみましょう。口座を開設して、50万円を半年間運用して、半年後25万円を売却したら、どれだけ手数料絡みが発生するかが以下です。

手数料額面
口座開設費0円
入金手数料0円
出金手数料0円
情報利用料330円✕6ヶ月=税込1,980円
運用手数料50万円✕0.99%=税込4,950円
獲得マイル50万円✕年1.0%✕0.5%(半年分)=2,500マイル
売却手数料25万円✕1.0%=税込2,500円

情報利用料と運用手数料は「Wealth Wing(ウェルスウイング)」を利用する限り必要になります。

50万円を半年間ロボット運用で2,500マイルももらえるの?

そうだよ。でもこの説明はちょっとズルいね!

説明の都合上、お得感満載の書き方をしましたが、実は獲得マイルが運用額の1%(年率)になるのは、運用開始後6ヶ月間だけです。 運用開始して7ヶ月目以降は年率0.1%となり、10分の1のマイルのたまり方になります。

つまり、100万円運用して半年ごとに5,000マイル(50万円なら半年ごとに2,500マイル)もらえるような錯覚をしてはいけません。はじめの半年は5,000マイルもらえますが、次の半年でもらえるのは500マイルです(運用額を100万円として一定にした簡略計算です)。

実際には運用益も出ますので、100万円を運用していてもわずかながら利殖するのが普通ですので、もらえるマイルは簡略計算より心持ち増えることが多いです。 (すべて1マイル=1円として計算)

やる気なくしたかもしれませんが、はじめの半年はサービス期間です。 マイルの計算は基本、年率0.1%で掛け算しましょう。 ただ、年率0.1%でも、何もせずに利殖することを思えば悪いとはいえないです。

WealthNavi にもしものことがあったらどうなるか?

はたして、WealthNavi って安全なものなのかという点など、気になることが多いです。 私的に調べ上げた情報を共有します(質問等で公式に回答を得たもの)。

WealthNavi が倒産したらどうなる?

WealthNavi は証券会社なので、顧客の資産は会社と切り離して管理する義務があります。会社がどうなろうが、債権者は顧客の資産には手を付けることができません。 そのため、WealthNavi が倒産したら自身の資産は全額返却されます。 (銀行の場合は保証される金額の上限があります。)

WealthNavi 利用者はどんなレベル?

利用者年代は年齢を問わずに利用されているようです(公式回答より)。 また投資経験もそれなりにある人が利用している(公式回答より)とのことです。

ただ、私的な意見を付け加えますと、投資経験はあるけどウデは良くない、特別投資の才能があるわけでもない人が、あえて言えば多いような印象を受けます。 ただ単に、資産を寝かせておくのはもったいない、だから少々融通の聞くロボアドバイザーを使ってみるというに感じています。 しかし、それも一時的なものかもしれません。チェスの世界チャンピオンがAIに負けたように、投資判断もAIの方がいつも正確という時代がすぐに来るかもしれません。

WealthNavi はマジのロボット運用なの?人間の頭脳は介在しないの?

マジのアルゴリズム運用です。 投資家の鋭い感のような、景気は上向き調子に感じるなどの根拠が甘いものは利用されません。あくまで、証拠として使える(数値として出る)ものだけを根拠にしています。

その根拠をアルゴリズムでパースして、投資するかしないかを機械(プログラムで)で判断します。

上場株しか扱わないの?

上場株のみです。私的には未上場も取り入れても受けたいところですが、ロボット運用は素早く現金化する事ができることも重要な要素です。未上場の株などの場合は現金化するのに時間がかかりすぎることがあるため組み入れていないようです(公式回答より)。 上場株の場合は、市場が開いている場合は、現金化が容易いからですね。

リバランスで税金はかかるのか?

売却してリバランスした場合、利益が出ていた場合は税金がかかります。 リバランスというのは最適ポートフォリオを維持するために投資対象と投資金額を調整することです。例えば米国株が値動きしすぎるような場合、少し減らしてその分欧州株に回すというようなヤツです。

積立や追加入金してリバランスする場合は、売りが介入しないので儲けていてもその時点では税金はかかりません(もちろん、後日売却する時に利益が出ていたら税金はかかります)。

WealthNavi では為替リスクはどう考えるのか?

世界中の株式などに分散投資するので、為替リスクは取らざるを得ません。 つまり、為替の変動リスクはあるわけですが、ある程度(5年ほど)の期間で見ると、さほど気にしなくてもいい範囲に落ち着いているようです。

WealthNavi にデメリットはないのか?

ほったらかし投資の WealthNavi にも当然ながらデメリットがあります。

WealthNavi のデメリット

  • 最低投資金額と手数料が高め
  • ある程度のお金を注ぎ込まないと運用益は期待できない
  • 何年運用しても、アナログな投資スキルは身につかない

Wealth Wingの最低投資金額は15万円からです。他社の全自動ロボアドバイザーサービスは1万円からというものもありますので、5万円の剰余資金で始めたいというような場合は敷居が高いとも言えます。ただし、最低投資資金の15万円ぐらいだと、お小遣い程度の利益も怪しいですので、真剣味を出すには100万円ぐらいの軍資金は必要な感じではあります。

微々たる利ざやを稼いだとしても、毎月の情報利用料330円からは逃れられないため、それ以下の稼ぎだとマイナスになるということでもあります。最低投資金額の15万円で運用する場合、年間の手数料関係5,100円(これは15万円の3.4%)は支払う必要があります。 年3.4%(年5,100円)以上のパフォーマンスを出さないと、単に資金を減らすだけです。 手数料がそれなりにかかるため、ANAのマイルで還元して、高手数料感を緩和しているとも言えます。 だから、くどいようですがANAのマイルを活用できない人は割高感は拭えないと思います。マイルを活用できる方は逆の感想を持つかもしれません。

最後に、ロボアドバイザー系のサービス全体に言えることですが、この手の運用を何年続けても、投資に対する動物的なアナログ的嗅覚は身につきません。これからの時代、必ずしもアナログ的感覚を身につける必要性があるかどうかは再考の余地ありですが、投資を学ぶというより、AIのアルゴリズムを学ぶ、体験するという意味合いも強いものです。 だから、Wealth Wingからステップアップして次の投資というような、投資パスは描きにくいのが実情です。

もちろん、これまでのアナログ的な投資感覚以外のもの(最新技術とアルゴリズムなど)は学べますので、この点は悲観的になる必要はありません。ここのところ、AI投資アルゴリズム分野の開発競争が激化しているので、優秀なAIには下手したら著名ファンドマネージャーに支払う以上の運用手数料が必要になる日が来ないとも限らないからです。

短期間では、利益は思ったより出ないのが普通ですので、ある程度長期を見据える必要がありますが、ほったらかし投資マシンとして見るより、アルゴリズムの優秀さをチェック、自分より優れた投資ができるAなのIかチェックするという目的で試すのは大アリです。

まとめと私的な意見

WealthNavi は興味深いロボアドバイザー投資です。 ノーベル賞学者のアルゴリズム採用だとかの高尚なウリ文句が並んでいますが、実際のパフォーマンスにおいても損していません。もっとパフォーマンスを上げられると感じることもありますが、自分で運用すると損失を出すことも多いので、その点はリスクとリターンを自問自答する必要がありますが、AIの場合は任せっきりです。

しかし、その手数料が少々高いようにも思います。 そのため、ANAのマイルが活用できない人だと、手数料が不満に感じると思います。 当サイトで紹介している他の小金稼ぎ「暗号資産、FXなど」と比べて圧倒的にリスクは低く、これより確実に低リスクなものといえば安定国債か定期預金ぐらいしかありません。

基本的には資産の安定運用の部類なので、投資など面倒と感じている方は手を出しても損はないと考えています(手をだすというほど大げさなものでもない)。 基本的には、入金したら「ほったらかして」、時間のある時に口座の金額をチェックするというような使い方になります。

不安になったりしたら、解約して他のサービスに行けばいいだけですね。 この手のサービスは、まず手を出してみて自分で感じてみないとなんとも言えないものでもあります。パフォーマンスの良し悪しも、その時点のアルゴリズムが最適かどうかというところに深く依存します。

ほったらかしロボアドバイザー投資については、複数使い分けてパフォーマンスを自分で確認してみるのも面白いです。今後は投資アドバイザーは大部分がAI化されると予想されています。今のうちに慣れておく意味でも、少しでも興味があればチェックです。

Wealth Wing まとめ

  1. Wealth Wing のロボアドバイザー投資はほったらかしでOK
  2. 手数料の割高感はANAマイルを利用できるかで受け止め方が違う
  3. 短期間で大きく儲けるタイプの投資ではない
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