【入門】不動産投資のメリットは?
不動産投資って、管理が面倒っぽいけどメリットある?
どんな人が不動産投資に向くか?
投資というのは、不動産にかかわらず、自分で判断することがキモになります。
不動産投資においても同様で、自分で考えを整理でき、そこからまだ自力で考え続けることのできる人です。
不動産投資用の物件は、いついかなる場合も「都合の良いこと、いい感じのこと」ばかりで宣伝されます。例えば、駅から〇〇分だとかです。実際に歩けば、線路待ち信号待ちで、その文句には大きな誤差があることぐらいわかります。
そのような不動産を購入したり売却したりするときは、そのような言葉を妄信して、その業者を信頼し信頼してしまうような人は、チョット待った!です。
上の例では、駅からは遠いけど、散歩道としてはいい感じの道を通っていけるので、その遠さが気にならないような立地条件の物件もあります。そのような物件は、駅から〇〇というような宣伝はされません。 自分で判断して、売買を決定していかなければ、投資については何も始まりません。
FXや暗号資産取引なら、ギャンブルで負けたという感じで、自分の判断ミスへの言い訳を済ませることもできますが、不動産の現物投資の場合は、はずすと「かなりアタマが悪い」とカモにされる可能性もあるので、自分で判断して責任を持てるかどうかを自問自答してください。
自分で判断できる以上、ハズレ物件というものはさほどそうでもなく、頭がさえていればそれなりに運用でき、転売すればそこそこというケースもよくあります。
ド基礎なことですが、余裕資金があるからと言っていきなり不動産屋に駆け込み、めぼしい不動産を購入するようなセレブなことはお勧めできません。
まずは、自分で資料を請求して、資料に目を通し、営業マンに逆質問をする程度まで目的不動産を知る必要があります。 営業マンは、周辺の相場やニーズについての情報がありますので、社会情勢をも含めてしっかり狙っている不動産のマイナス点を聞き出す必要があります。
言い換えれば、この手の情報を的確に引き出せるかどうかが、不動産投資に向いているかどうかがわかります。 営業マンに、「人の嫌がることは聞きにくい」と遠慮がちな方は、すべてネットで判断できる投資スタイル(不動産も含む)に切り替えるのも手です。不動産投資信託などの場合は、現物を見る必要はなく、ネットに出ている情報で判断することはやむをえません。ただ、現物運用前提なら、営業マンに当たってネットに出ない情報を、肌感覚でつかむのが良いと考えます。
ただ、現物投資の不動産は、人が住んでナンボのものでもあるので、生身の人間の意見は、賃貸がうまく運用できるかどうかに直結しますので、生身の意見は軽くないということを心しておきましょう。
不動産投資が得意で、いい物件を見つけるのがうまい人は、コミュニケーション能力にたけている点があります。営業マンとの会話でも、その営業マンの人間的な部分をうまく引き出すのです。営業マンとしては、儲からない物件だと思っていても、そのことを口に出してくれる人はあまりいません。やり手の投資家は、その点を探るのがうまいと思います。
初心者は、不動産投資物件の比較に徹すべし!
不動産投資が頭によぎる初心者は、まず、投資プランと投資物件をそれぞれ比較することから始めましょう。
投資プランの利回り、投資物件を比較して、失敗しない物件、それにはどの条件が必要かを探します。
投資プラン、物件の比較をすときについついやってしまうのが、投資物件情報が掲載されているウェブサイトチェックです。 残念ながら、SEO対策などで、おとり物件を入れているサイトも多くあります。おとり物件というのは、実際には購入したりできるわけではなく、その物件で問い合わせると別の物件のことについて回答がされる物件のことです。
では、何がおススメかといえば、クローズド情報ということになるのですが、多くは足で時間をかけて調べるのが無難になります。次に、オススメなのは複数の企業から無料で資料を請求することです。複数の資料に目を通せば、現在の不動産投資の活気、概要がなんとなく頭に入ります。二週間ほどして、まだ頭に残っているものだけに絞る、さらに二週間して、まだ消えないものを残すという方法で、ある程度は時間をかけましょう(資料はそれなりに毎日目を通しておきます)。
そして最後は、やはり現物を見に行くことが大切です。
不動産投資にメリットはあるか?
不動産投資を始めるにせよ、そのメリットについてチェックしてみます。
自己資金は少なくても大丈夫、投資すれば資産にできるメリット!
不動産投資は、居住用の住宅ローンと同じく、も不動産投資ローンを組むことができるメリットがあります。
現物投資、かつ損壊等のリスクが極めて少ない不動産ゆえの特徴です。
つまり、不動産価格が高いからと言っても、多額の自己資金は必要ありません。 頭金だけを用意すれば、ローンを組んで不動産投資を始めることができます。
最初に多額の資金を準備する必要がないのは、この不動産投資の最大のメリットで、ローンを組めるということは、資産額の目減りリスクも大きいとは考えられていないということです。 この条件で、資産形成を始めることができる投資は、中身を知れば悪いものではないことが理解できますね。
運用のコツとしては、団体信用生命保険に加入しておけば、生命保険の代わりとして有効です。 万が一、投資している人(本人)が死亡するようなケースでは、資産として相続人が相続できます。 このことも、不動産投資で資産形成するメリットの一つになります。
現物資産は価値がゼロにはならないメリット!
株やFX、まして暗号資産といえば値動きが激しく、転寝している間に価格が大きく動くことがありますが、不動産は現物ですので、そんなことにはなりません。
基本的に、不動産は価値がゼロになることはありません(例外的に、島が沈没したなどたぐいまれなケースはあります)。
不動産は、住居の基盤であり、衣食住の住の要です。人が生きていく限り生活の拠点になるものですので、需要もゼロにはならないものです。
簡単に動かせないものであるので(というか動かせませんが)、融通は効きにくいのですが、資産の中では高額な部類に違いはありません。土地の需要はなくならないということも、踏まえておけば、資産価値がそれなりに維持されることはメリットには違いありません。
節税対策
不動産投資で誰もが考えるのは、節税になるということです。 例えば、所得税や相続税などの税金の節税になります。
不動産投資をすることで、物件の投資費用を計上することができて、所得税は多少の節税が可能です。
相続財産とする場合は、現金での相続よりも評価額が低くなることから、株式や現金よりも少額で相続することになります。
ただ、注意点ですが、所得税や相続税の節税目的だけで不動産投資を始めるのはあまりオススメではありません。 というのも、節税そのものは事実ですが、ローンを組んだ場合はそれを返済する必要があり、不動産価格も幅は大きくはありませんが10年単位で眺めるとそれなりに変動します。そこで、いつ相続するかどうかわからないものを節税と称しても、経済市場次第では、トータルの資金切りが厳しくなっている可能性も否定できません。だから、節税以外の主目的をしっかり持つようにしましょう。
不動産投資のメリットまとめ
不動産投資の初心者向けべからず集
- 自分で判断したくないなら、不動産投資はやめよう
- 情報をうのみにせず、自分の足で現物をチェックして比較すべし
不動産投資のメリットまとめ
- 自己資金より、不動産ローンで資金をまかなえる
- 不動産価値はゼロにはならない
- 不動産需要はゼロにはならない
- ちょっとした節税にもなる