2021年のネットバンク3選、証券会社と連携おすすめ編
今年のネットバンク、おすすめは?
ネットバンクを利用しない人は、現在では少数派になっているのではないでしょうか? 手数料面のメリットだけでなく、コロナ状況でも気兼ねなく使えるネット銀行は便利です。
ここでは、今年 2023年のおすすめ銀行をチェックしていこうと思います。
私は学生時代(ネットなんてまだない時代)、銀行口座を開くのが趣味でした。カネもないのに口座だけ持っていて、人から変人扱いされましたが、純粋に趣味でした。銀行のキャッシュカードと通帳が、自分の名前入りで発行されるのが、なんか大人感、経済してる感を感じて、自分で酔ってしまういい気持ちでした。このサイトをご覧になっている方のどれくらいがお持ちかわかりませんが、東京銀行、三菱銀行、三和銀行、住友銀行、富士銀行、三井銀行といったかつての都市銀行はすべて(コンプリート)、中学生の身分で口座を保持していました。 今では本人確認など面倒な手続きが多すぎて、このようなことをやればマネロダーと怪しまれます。当時はボウズの厨房で本人確認システムがなかったので、口座を作るだけでティシュペーパーやら、いろいろ銀行が有難がってくれて嬉しかったものです。ネット銀行になってから、何も物品的なものはもらえず、物足りなさを感じますね。
ところが、現在では小金を扱うのに上のようなビッグな銀行(といっても今では合併されて上の銀行はないのですが)は使いにくいです。
今回は、使いやすさと生活が便利になる銀行、かつ少しでも資産が増えるという2台メリットのみに集中して、ネット銀行を選びました。
今年、口座を作るならコレ!
【1】GMOあおぞらネット銀行
GMOあおぞらネット銀行
- 証券口座と連携して金利0.11%にアップ!
- 口座を複数持てる(使い分け口座)
- ATM手数料が0円(最大15回/月まで)
- PontaポイントやGMOポイントが貯まる
- 他行振込手数料が0円(最大15回/月まで)
なぜ、GMOあおぞらネット銀行を一位にしたかといえば、最近はGMOが調子いいと感じるからです。しかも、GMOクリック証券と連動させること(証券コネクト口座)で、普通預金金利が0.11%になるという、さすが新参ネット感があります。
メガバンクの金利(年利・税引前)が0.001%であることを考えれば、これが破格であることがおわかりいただけるでしょう。
GMOあおぞらネット銀行の最大の特徴は、「つかいわけ口座」です。現在では殆どの銀行が認めていない口座管理方法が使えます。それは、口座を複数(最大10口座まで)持つことができるシステムです。 といっても、誤解なさらないように。マネロンや税金逃れできるように、口座が複数になるわけではありません。あくまでも、見かけ上複数に見えるだけです。 利用する側からは、それで十分、要は口座を使い分けたいだけですので問題ありません。
つかいわけ口座とは、「このお金は生活費に、おこづかいに、教育資金、投資資金に…」というように、様々な目的の資金を一名義の口座内で分けて管理することができるサービスです。 必要なときに、自分で作成可能です。
GMOあおぞらネット銀行を利用するコツは、「証券コネクト口座」を確実に利用することです。GMOクリック証券は、投資をいますぐ始める気がなくても、銀行口座と連動させるために口座を開設しておくメリットがあります。もちろん、申込手数料も年会費も一切不要です。
逆に、証券コネクト口座に興味がない、金利なんかこのレベルだと同じと考える人は、申込みを少し待ったほうがいいかもです。興味がない口座を開設しすぎてしまうと、管理がウザくなりますので、本サイトでは無理にはすすめません。来年には、来年のすすめや攻略すべき口座やサービスが登場するので、乞うご期待という感じでしょうか。
普通預金金利 | 0.001%〜0.110% |
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定期預金金利 | 0.02%〜0.03% |
提携ATM | ゆうちょ銀行/セブン銀行/イオン銀行 |
ATM手数料(入金) | 何度でも0円(ゆうちょ銀行、セブン銀行、イオン銀行) |
ATM手数料(出金) | カスタマーステージ依存、無料枠は月2回〜15回(原則110円/回)(ゆうちょ銀行/セブン銀行/イオン銀行) |
振込手数料 | /GMOあおぞらネット銀行宛:0円/他行宛:カスタマーステージ依存、無料枠は月1回〜15回まで(原則157円/回) |
外貨預金金利 | 米ドル:0.200%/ユーロ:0.001%/南アフリカランド:2.050% |
最近ノッているGMOグループですね。利用者にとってメリットがあれば、積極的に活用したくなります
【2】SBI住信ネット銀行
上と同様のサービスは、SBI証券(旧イー・トレード証券)とSBI住信ネット銀行間にもあります。 つまり、「SBI証券」の証券口座と連動する「ハイブリッド預金」をつくると、普通預金金利が0.01%になります。 住信SBIネット銀行はかなりイケているネット銀行ですが、小金稼ぎという面で、不労所得がイマイチなので一位にしていません。 住信SBIネット銀行の口座はあるけど、SBI証券の口座を持っていない人は、SBI証券の口座を開設して、少しでも金利アップを狙いましょう。 どちらもまだの人は、上のGMOあおぞらネット銀行をまず使い倒してから、なじまないようなら、住信SBIネット銀行を試すのがいいと思います。
なお、住信SBIネット銀行の振込手数料ですが、無料振り込み回数の条件がコロコロ変わるため、注意が必要です。 あと、紛らわしいSBJ銀行というのがありますが、こちらは韓国系の銀行です。
普通預金金利 | 0.01% |
---|---|
定期預金金利 | 0.02% |
提携ATM | ゆうちょ銀行/セブン銀行/イオン銀行 |
ATM手数料(入金) | 何度でも0円(ゆうちょ銀行、セブン銀行、イオン銀行) |
ATM手数料(出金) | スマプロランクランク依存、無料枠は月2回〜15回(原則110円/回)(ゆうちょ銀行/セブン銀行/イオン銀行) |
振込手数料 | 住信SBIネット銀行宛:0円/他行宛:スマプロランクランク依存、無料枠は月1回〜15回まで(原則157円/回) |
外貨預金金利 | 米ドル:0.001%/ユーロ:0.001%/南アフリカランド:0.50% |
外貨預金金利は参考です。外貨定期預金にするともっと金利は上がります。 手堅いようにも思いますが、それでも都市銀行と比べるといいようです。
数年前は派手なことやる銀行だと思っていましたが、最近は周りがにぎやかなのでおとなしく見えますね
【3】楽天銀行
楽天銀行
- 楽天ポイントが貯まる&使える
- 証券口座と連携して金利アップ
- ATM手数料が0円(最大7回/月まで)
- 他行振込手数料が0円(最大3回/月まで)
- コンビニATMで24時間365日、利用可能
楽天市場で買い物をする人は、便利な銀行です。かつてのイーバンク銀行で、現在は楽天傘下の楽天銀行です。 イーバンク銀行時代は、ライバルがジャパンネット銀行ぐらいだったということもあり、インターフェイス的に軽いイーバンクは、とても使いやすく、常用していました。当時は銀行のシステム開発をほぼ自社で賄っているという、銀行屋というより、エンジニアリング集団という感じで大好きでした。
現在の楽天傘下の、楽天銀行となってからは、何か冒険が減ったなという感じです。いまいち私のハートに届くアピールは無いのですが、ネット銀行としては古株です。
当然ですが、楽天銀行だけに楽天証券の口座と同時に開設し、あるいは手持ちの楽天証券アカウントと連携(マネーブリッジ)しないと本領を発揮しません。連携すれば、普通預金金利は通常の5倍、年利0.10%までアップします。
業界ネタですが、楽天証券がネット界では、圧倒的に口座数が多いように個人レベルでは感じるのですが、実際はトップというわけでもないようです。楽天銀行とともに手堅い感じがある楽天系の金融ですが、今一つ冒険を期待してしまいますね。
普通預金金利 | 0.02%〜0.10% |
---|---|
定期預金金利 | 0.02%〜0.10% |
提携ATM | ゆうちょ銀行/セブン銀行/イオン銀行/PatSat/三菱UFJ銀行/みずほ銀行/コンビニATM |
ATM手数料(入金) | 3万円以上なら0円/3万円未満の場合、会員ステージに応じて最大7回/月 無料 |
ATM手数料(出金) | 会員ステージに応じて最大7回/月 無料 |
振込手数料 | 楽天銀行口座宛:0円/他行宛:会員ステージに応じて最大3回/月 無料(無料回数がない場合、3万円未満:168円、3万円以上:262円) |
外貨預金金利 | 米ドル:0.01%/ユーロ:0.01%/南アフリカランド:0.50% |
楽天市場をよく使う人は、楽天銀行は無駄になりません
最後に余談ですが、厨房時代に調子に乗って作った口座ですが、マネロンに悪用されかねないということで、現在は色々制限がかかっています。 私の場合も、20年以上放置に近い口座からの引き出しは(といっても数千円しか無いのですが)、本人確認を求められます。要するに、ほとんどまともに使えません。 今後は、かつての思い出話的に作った口座を、次々に解約して行く手続きが必要になりました。
現在はかつてほど銀行業界に参入障壁がないため、目まぐるしく業界内での位置づけが代ります。銀行のウリ文句は、目まぐるしくかわりますので「少しでも不当利得」と考えている以上、本ページでオススメした銀行も、サービスがヤバくなってきたなと思ったら、残高を引き出して、新しい銀行に移す手間は覚悟しておきましょう。
まとめ
- 基本的に証券口座との連携で金利アップ
- 他行振込手数料0円サービスは必須
- 独自のポイントを徹底利用スべし
今年はGMOかな?