「薬事法管理者」は小金稼ぎに直結するか?

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仕事やめるかも?今のうちにとっておくとよい資格はある?

確実に役立つ資格から取るといいよ

昨今の状況では、仕事は引退を待つまでもなく退社、退職などすることが普通にあります。 その時に、食いつなぐ助けになるのが資格ですが、それだけで何とかなるほど甘い世の中でもありません。

今回は民間資格「薬事法管理者」についてのお話です。

予習ポイント

  • 薬事法管理者資格で何の信頼性アップになるか

薬事法管理者資格は何に役立つか?

「薬事法管理者」資格は、ホントのところ役に立つか、ただの趣味程度の資格に過ぎないのか気になるところです。

しかし、小金稼ぎを前提としてこの資格を見てみると、この資格は注目です。 ざっと目的を上げてみましょう。

薬事法管理者の活かし方

  • アフィリエイターとして、検索エンジンが重視する権威性を高める
  • ライターとして、文字単価をアップする根拠が必要
  • 日々の広告・コンテンツの薬事チェックする
  • 商品企画などの実務を支える理論が欲しい
  • キャリアの専門性や市場価値の証明にしたい

と、昨今の在宅ビジネスには無駄にならない内容になっています。

アンケートLP5

薬事法管理者資格活用の具体例

薬事チェック体制を強化する

アフィリエイターが広告審査担当者と提携交渉するとき、 もしくは会社勤めの方が行政と認可の交渉をするとき、多少の根拠を示したところで相手にされないことがよくあります。

それは、その場しのぎで言葉を取り繕っているだけだろうとみられるからです。 提携したとして、あるいは認可したとして、後々に微妙に言い回しを変え、結局は利益優先で薬事法に引っかかってしまう広告をうってしまうことがよくあるからです。

そのような場合、「薬事法管理者」の資格証を携帯して、普通に交渉するのが効果的です。 交渉の中身は同じでも、資格証があるだけで責任を持って対処してくれるという前提ができるので、担当者の態度は一変します。 つまりプロ同士の交渉、あるいは責任ある立場の人に依頼するという構図ができてしまうからです。

結果的に、大した根拠示せなくても「この人なら、被害を与えるようなことはしない」という前提が共有されるので、普通に交渉が進みます。

アフィリエイターで、健康食品化粧品(コスメ)、健康器具や化粧品関係に取り組む際には、腕と実績のある方でも法律違反して、結局スポンサーに迷惑をかけることがありますので、この資格は有益だといえます。

サービス力強化し、影響力を強める

アフィリエイターのみならず、ライター系の人は、この資格を持っていると役に立ちます。資格そのものが後光を放つわけではありませんが、何をすれば違反になるかが頭にこびりつくので、どのようなレポートにも対応できるようになるからです。 さらに、メリットとしてはどこまでの表現で広告で勝負できるかの感覚と知識が身に付きます。

上手いキャッチコピーを考えたとしても、薬事法や景表法の知識が薄いと、せっかく作った広告も掲載できなくなることが普通です。 特に広告代理業務にかかわっている方は、このことから逃れることができません。

その際に、薬事法関係の本を買ってきて読むより、さっさと資格として取得してしまうのが得策で、最も近道になります。理由は、法改正にも迅速に対応できることと、試験に出るところがズバリ、薬事法違反でのツッコミどころだからです。 また、資格を保持してある程度の業績を残せば、セミナー依頼なども飛び込んできますので、小金稼ぎとしては有効な資格証だといえます。

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薬事法管理者資格、所得までの目安期間

目安としては数か月の学習期間が必要です。 実際は、最短で3ヶ月程度で取得することも可能。

いかに早く習得するかどうかは、薬機法(旧・薬事法)に何とか馴染むかだけです。 馴染めば、内容そのものは何も難しいところがありません。

薬事法管理者資格、受験料と試験の日程

認定試験は毎月6日、16日、26日に行われます。 オンラインでの筆記試験です。

薬事法管理者の受験料は20,000円、コスメ薬事法管理者の受験料は10,000円です。

合格後の登録講習費は10,000円が必要です。

薬事法管理者資格の難易度をチェック

試験って難しいの?

難関資格ではないけれど勉強は必要だよ!

広告にうつ「表現」の何がアウトでセーフかを法的な規制を問うものですので、いわゆる理科系の専門知識は不要です。また受験資格は誰にでもあります。 法律などの専門知識が無くても、ズブの素人が学習を始めても数か月でカチが付くレベルです。

試験といえば、難関資格からカンタンなものまでいくつもありますが、実際のところコストパフォーマンスに優れるものは、カンタンな試験に分類される中に多いように思います。 あくまでも、司法試験に比べて超簡単という程度のものですので、司法試験合格者は数週間も勉強する必要はないはずです(でも、数日だと厳しいはず)。

でも、カンタンという言葉を間違って受け取らないでください。 出題される問題がシンプルなので、勉強さえしていれば合格できるというのが、「カンタン」な試験です。いわゆる試験範囲の中からそのままひねらずに出題される「平等」性を重視した試験です。

「難関」な試験は司法試験のごとく、条文を覚えているだけでは対応しきれないような、余分な勉強をしっかりして臨まなければ対応できない試験のことです。

「薬事法管理者」は、しっかりと勉強してさえいれば、大方合格できますが、参考書を開いた程度だと全く太刀打ちできないはずです。

今回の「薬事法管理者」は、試験の中では「カンタン」な部類に属します。それは合格率が50%ほどあることからもうかがえると思います。合格しない人の50%は、そもそも適当な講座を聞いただけ、本を読んだだけ程度の試験をナメて受けにきている人が大半ですので、マジメに学習した人の間での本当の合格率はもっと高くなります。

では、無勉強で試験会場に行って(いわゆるオンライン試験サイトにアクセスして)、その場で考えて答えが出せる程度のものかといえば、それは全く違います。 下準備をしっかり行い、試験に臨めばほぼ合格できる資格試験となります。

繰り返しになりますが、「カンタン」という言葉を誤解しないでください。

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「薬事法管理者」はどうやって学習する?

スバリ、独学でも可能です。

薬学や応用化学を先行していても、その専門知識をどう表現するかで、広告として使えるかどうかが決まります。表現が正確でも、難しすぎて受け入れられないもの、表現が単純すぎて、誤解を生んでしまうもの、このどちらでもアウトです。

この二つをうまく橋渡しするのに必要な知識が「薬事法管理者」に詰まっていなくてはなりません。

書籍関係を自分で手配して入手する場合、二万円ほどで準備が可能です。ほぼ完璧な準備になりますので、追加料金などはほぼ不要といえます。 もちろん受験料と、受験会場までの交通費は必要です。

注意点としては、独学は、入手した参考書の中から「試験に必要な箇所」を見抜く技術が必要です。というのも、薬機法関連の書籍は数多くあり、試験に不要なことをうだうだ書かれていて、しかもその内容が面白くて読みふけってしまったりすることが多々あるからです。

時間と手間をかけたくない場合は、さっさとオンライン講座でマスターしてしまうのが近道です。予算は10万円未満、おおよそ9万円前後です。別売の参考書代などは不要です。初めに支払った金額以上のものをさらに要求してくる業者は敬遠しましょう。常識的には9万円ぐらいの相場に落ち着くはずです。

10万円以上の口座は逆に怪しんだ方が良いかもしれません。また、数万円程度の口座の場合、巷で販売されている参考書の抜粋をオンライン化しただけのものであることが多いので、これも注意です。

趣味や腕試しで資格取得する場合は「独学」で、さっさと取得して実戦で使いたい場合は「オンライン講座」を選びましょう。 かつては、この手の資格試験でも膨大な受講費用をむさぼる業者がありましたが、最近は信じられないくらい安くなっています。

私的な意見だと、10万円以下でカタがつくなら、オンライン講座を利用しましょう。安くあげようと参考書を買って、結局勉強せず、資格も取れない場合は時間の無駄です。 10万円ぐらいが、普通の人にはそこそこ懐も痛み、真剣になれる金額だと思うので、このあたりの金額の投資が、ベストパフォーマンスだと考えます。オンライン講座受講生の合格率は80%以上あるようですので、パフォーマンス重視ならこちらを選択しましょう。もちろん、一回でパスすることを目指します。

まとめ

まとめ

  1. 在宅ビジネスでは薬事法管理者資格は有効
  2. アフィリエイターで健康食品などを取り扱う方は取得しよう
  3. 広告ビジネス関係では前提となる知識が詰まっている

「薬事法管理者」資格だけで何とかなるほど、ビジネスは甘くありませんが、肝心のスポンサーと交渉するときの前提となるものです。 小金稼ぎに直結するかどうかは、職種次第ですが、取得してしまうすぐに小金にありつけることは、普通によくあります。

取得しているのとしていないのとでは、交渉に応じてくれるかどうかの予選落ちになってしまいますので、関係者は速やかに取得しましょう。

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