仮想通貨のレバレッジ取引とは?メリット・デメリット、儲けるコツなど完全解説!

 (更新) 6 分で読めます

ビットコインを支えるブロックチェーン技術

レバレッジ取引は儲かりすぎるって、ウソでしょ、まさかホント?

そう思いますよね?

確かに、レバレッジ取引と普通の取引と違いがイマイチだつたり、メリットしかないわけがなく、デメリットの方を知りたいですよね。

ここではレバレッジ取引がどんなものか、そのメリットとデメリット、すぐに実践できるコツまで完全にチェックしていきます。もちろん、レバレッジ取引のおすすめの取引所についても見ていきますよ。

レバレッジ取引に興味がある方、必見です。

仮想通貨のレバレッジ取引って何よ?

レバレッジを英語でスペルアウトすると”leverage”、辞書的な意味は「てこ」です。

てこを利用すると、大きなものを軽々動かすことができます。レバレッジ取引は少ない元手資金でその何倍もの金額を扱うことができるようになります。

現物取引とレバレッジ取引はどう違う?

仮想通貨取引の種類は大きく分けて現物取引レバレッジ取引の2つがあります。

現物取引では、自己資金で仮想通貨を購入し、売却した時の差額が利益(儲け)になります。

レバレッジ取引では自分の保有資金以上の取引を行うことができます。証拠金を担保として仮想通貨を売買したと仮定し、決済する時の差額が利益(儲け)となります。

例えば10万円を証拠金(10万円を取引所に預ける)にして、5倍のレバレッジをかけると50万円が上限の売買ができます。つまり、手持ちは10万円しかないのに、50万円分の仮想通貨が購入できます。

現物取引では、仮想通貨を買う必要がありますが、レバレッジ取引では、仮想通貨を売買したと仮定するので、仮想通貨の「買い」から取引を始めることも「売り」から取引を始めることもできます。

この「売り」から始める取引を「空売り」と言います。

空売りとは自分が持っていない仮想通貨を取引所から借りて売り、後々その分を買い戻して差額を利益(損失)とする取引のことです。

通常の取引だと売ることができるのは所有している仮想通貨のみですが、空売りでは所有していない仮想通貨を売ることができます。

例えば。証拠金10万円で、レバレッジ5倍で取引をしてみます。つまり、50万円までの売買ができますが、40万円分は取引所から借りているだけです。

仮想通貨が50万円の時に「売り」注文をし、数日したら相場が下落し30万円になったとします。 ここで「買い」注文を出すと、 20万円分の差額が出ます。 これは、30万円で仮想通貨を購入し、50万円で売却したのと同じです。 レバレッジ取引では、この差額の20万円分が利益になります。!

レバレッジ取引では、仮想通貨は売買したと「仮定」して取引をするので、借りた40万円分は、取引終了時に取引所に返却されます。もちろん、上の差額20万円は、自分で生み出した利益として手元に残ります。元手が10万円、レバレッジ取引で20万円に増えた(倍増した)ということになります。

現物取引とレバレッジ取引まとめ

  • 現物取引:自己資金以内での仮想通貨の売買時の差額が利益になる
  • レバレッジ取引:自己資金以上で取引ができる。仮想通貨を売買したと仮定し、決済時の差額が利益になる

レバレッジ取引のメリット

レバレッジ取引には以下のようなメリットがあります。

レバレッジ取引のメリット

  • 大儲けのチャンスを活かせる
  • 相場が下落しているときこそ、稼ぎ時にできる

大きな利益を狙うことができる

レバレッジ取引では、自分の所有する資産以上の取引ができるため、うまく相場を見極めることができれば大きな利益を狙うことができます。

例えばレバレッジ倍率(=預けている資金の何倍まで取引で使う金額を増やすか)を5倍にして取引を行った場合、現物取引と比較して得られる利益は5倍になります。

10万円を元手にしていても50万円を投資しているのと同じ利益を得ることができるのです。

このように少ない元手でも多くの利益を狙えることがレバレッジ取引最大のメリットです。

下落中の相場をチャンスにできるる

現物取引では、原則上昇している相場でしか設けることはできないですが、レバレッジ取引では下落相場でも儲けることができます。

レバレッジ取引においては先に売って後から買い戻してその差額を利益とする空売りができるため、下落相場でも儲けることができるのです。

売った時の相場よりも安く買い戻すことができればそれが利益になるというわけですね。

レバレッジ取引のデメリット

レバレッジ取引がいいことばかりとは限りません。次のようなデメリットもあります。

レバレッジ取引のデメリット

  • 借金の可能性が常にある
  • 長期取引は手数料が高くなる

借金を背負う可能性がある

メリットに挙げたように多くの利益を得られる可能性があるということは、裏を返せば多くの損失を出す可能性があるということになります。

さらにレバレッジをかけて自分の資金以上の取引を行っていた場合、その資金以上の損失を出すと損失を補填するように追加で入金をしなければならない取引所があります。(これを追証=追加証拠金と言います)

通常、損失が大きくなりすぎる前に強制的に決済する仕組み(ロスカット)があり、借金を背負うことはないのですが、サーバーエラーなどの理由により決済されず借金を背負ってしまった例などもあるので、追証ありの取引所においては100%借金しないとは言えないです。

証拠金維持率

レバレッジ取引では、まず証拠金が必要となります。

証拠金維持率は、レバレッジ取引に使用している証拠金に対する現在の証拠金残高の割合のことを指します。

この証拠金維持率を下回ってしまうと取引がストップします。

例えば、1000万円のレバレッジ取引をするときに必要な証拠金が10%、つまり100万円分だとします。

証拠金維持率が仮に70%と設定されていたら、損失が30%(=30万円)でると、自動的に取引がストップしてしまいます。

証拠金維持率が高いと、早期に損失に転落することはありません。また、証拠金以上の損失も出ず借金を回避することができます。

ロスカット

レバレッジ取引において、ある一定の損失ラインを引きそのライン以上に損失が発生した場合に強制的に決済されることがあります。これがロスカットです。

追証とは、取引で損失が出た場合に取引所から支払いを要求される追加の証拠金のことです。

追証の支払い期日までに証拠金を支払うと証拠金維持率が上がり、取引を続けることができます。

上図では、追証ラインが80%でロスカットライン50%を下回ると強制的に決済されることを示しています。

ロスカットは、損失の拡大を防いでくれると同時にある一定額で損失を確定させてしまう強制決済システムです

初めは少額取引から

レバレッジ取引では大きな利益を得られる可能性がある一方、大きな損失に転落する可能性もあるので、初めのうちは少額、低レバレッジで取引することを勧めます。

日ごとに手数料がかかり長期取引に向かない

レバレッジ取引では日をまたいでポジションを保有しているとスワップポイントと呼ばれる手数料がかかります

このスワップポイントは日ごとにかかるため、長期的に保有する場合どんどん手数料が積み重なり損失が大きくなってしまうという特徴があります。国内取引所では0.04%/日かかります。

取引のスパンが短く、1日の中で取引を完結させる人には向いていますが、長期的なトレンドを読んでホールドするタイプの人には向いていません

レバレッジ取引ができる取引所比較表!

 レバレッジ
最大倍率
セキュリティ取引手数料運営の信頼度取り扱い通貨数キャンペーン
DMM Bitcoin(DMMビットコイン)固定4倍ある程度強い無料非常に高い7種類口座開設で1000円
BitMEX最大100倍ある程度強い-0.025%/0.075%ある程度高い8種類
GMOコイン4倍非常に強い最大0.01%非常に高い5種類口座開設で20,000satoshi
BITPoint(ビットポイント)25倍強い無料ある程度高い5種類口座開設と5万円入金で3000円
bitbank.cc(ビットバンク)20倍強い無料あまり高くない5種類取引手数料無料
Liquid(リキッド)25倍ある程度強い無料あまり高くない5種類最大23,000円

初心者がいますぐ実践できるレバレッジ取引のコツ

レバレッジ取引のコツ

  1. 長期ポジションで持たない
  2. サーバーが落ちにくい取引所を選ぶ
  3. トレードツールを使う
  4. 低レバレッジから始める

長期でポジションをもたない

レバレッジ取引ではポジションを持っていると1日ごとに手数料がかかります。

つまり長期保有をすればするほど手数料が大きくなってしまうことになります。

レバレッジをかけて取引をする際は長期でポジションを保有するのではなく短期的なトレードにするのがコツになります。

サーバーが落ちにくい取引所を選ぶ

レバレッジをかけて取引をしている場合、「サーバーがの処理スペックが低くて注文が通らない」という場合も、リスクはトレーダー側が負担します。

追証ありの取引所でサーバーダウン、それが数分間の一時的なものであれ、それが起きた場合には、追証地獄が待っていたりします。サーバーの強度に関する評判は、しっかり見極めて取引所を選び必要があります。

トレードツールを使う

トレードツールと呼ばれる高機能な道具を使って取引を取引を行ってみましょう。

有名なトレードツールは国内に取引所があるBitPointが提供しているMT4と呼ばれるものです。

このツールでは、同時に複数のテクニカル分析を行うことができ、難しい取引でも成功できることがあります。

トレードツールが使えない取引所があるので、トレードツールが使える取引所を選ぶことに注意してください。

初めは低いレバレッジから始める

レバレッジ取引では少ない元手で多くの利益を生み出せる可能性があり大変魅力的です。

しかし、初心者の方が一攫千金を狙って高いレバレッジをかけて取引をした結果、大きな損失を生んでしまっては元も子もないです。

レバレッジ取引にまだ慣れていない方は低いレバレッジから始めましょう。

レバレッジ取引まとめ

レバレッジ取引まとめ

  • 多くの利益が狙える
  • 下落相場でも利益が出せる
  • 短期トレード向け
  • サーバー強度、追証の有無は要チェック

レバレッジ取引とは何かから、レバレッジ取引のコツまで解説してきました。
今回紹介した要点を抑えてレバレッジ取引で利益を狙っていきましょう。

レバレッジ取引には DMM Bitcoinがおすすめ