仮想通貨豆知識(仮想通貨の種類)

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ビットコイン(bitcoin)

「サトシ・ナカモト」氏に2008年に考案され、2009年に初めて発行された仮想通貨の先駆け的存在。「サトシ・ナカモト」氏の正体は現在も不明です。

2020年8月27日現在、時価総額第1位、時価総額が最も大きい暗号資産です。ビットコインの発行上限は2,100万枚と設定がされています。

ライトコイン(litecoin)

ビットコインの抱える課題を解決するために誕生し、「シルバーコイン」(ビットコインの金に対して銀という意味です)と呼ばれている仮想通貨です。

イーサリアム(ethereum)

アプリケーション開発用の仮想通貨です。 弱冠23歳(2013年当時)のVitalikButerin(ヴィタリック・ブテリン)氏により考案された仮想通貨。 ヴィタリック氏はビットコインの仕組みにインスピレーションを受け、アプリケーション開発用にビットコインの仕組みを応用し、イーサリアムが開発されました。

2020年8月27日現在、時価総額が第2位になっています。はじめてスマートコントラクトを実装したブロックチェーンプロジェクトです。

スマートコントラクト

スマートコントラクトとは、ブロックチェーン上に「いつ、誰が、誰に、いくら支払った」暗号資産の基本取引情報、さまざまなアプリケーションプログラムを記録、期日になると自動で契約内容を実行してくれるシステムです。

例えば、「1年後に自分の口座から10イーサリアムを契約者に支払う」とするプログラムをブロックチェーン上に記録すると、1年後にそのプログラムが実行され、自動的に支払われるのです。

ビットコインは取引結果を記録しますが、イーサリアムは期日を指定した送付の予約が可能になります。

イーサリアムクラシック(ethereum classic)

イーサリアムから分裂(ハードフォーク)した仮想通貨です。基本的な仕様はイーサリアムと変わらず、セキュリティの性能を高めた仮想通貨です。

ビットコインキャッシュ(bitcoincash)

ビットコインが分裂(ハードフォーク)して誕生した仮想通貨です。 ビットコインよりも決済機能を強化することを目的にして開発されています。

ビットコインゴールド(bitcoingold)

ビットコインから分裂(ハードフォーク)して誕生した仮想通貨です。 ビットコインのマイニングが中央集権化している状態を防ぐことを目的として誕生し、ASICによるマイニングができない仕組みになっています。

ビットコインダイヤモンド(bitcoin diamond)

ビットコインから分裂(ハードフォーク)た仮想通貨になります。総発行量がビットコインの10倍であることやASIC耐性が備わっている点が特徴的です。

バイトコイン(bytecoin)

最も歴史の長い匿名通貨の1つです(2012年に開発)。 匿名性は、電子署名の一種であるリング署名によって実現されています。

イオス(eos)

アプリケーション開発用の仮想通貨です。 イーサリアムがはットコインを参考にして開発されましたが、イオスはそのイーサリアムを参考にして開発さています。取引手数料が無料であるという点が最大の特徴です。

リップル(ripple)/XRP

リップルそのもの自体は仮想通貨ではなく、リップル社で使用している「XRP」が仮想通貨になります。

XRP

2020年8月27日現在、時価総額が第3位であり、リップル社(Ripple Inc.)という管理主体が存在する中央集権型の暗号資産です。リップル社が大量のエックスアールピーを保有しているので、リップル社が大量のエックスアールピーを売却すると、市場の安定性が損なう恐れがあるため、2017年12月にリップル社が「ロックアップ」による市場の安定化を実施しました。

リップル社は世界数十各国の銀行、決済業者と提携しており、Google投資先でもあります。リップルによる送金システムを用いた実証実験が行われており、「日本円⇔エックスアールピー⇔米ドル」のように国際送金に利用するためのブリッジ通貨としての役割が期待されています。

今後のリップルネットワークが拡大することで、エックスアールピーのさらなる認知度向上が期待されています。

ステラ(stellar)

リップルをベースにして作られた仮想通貨で、インターネット決済・送金の新たな仕組み目指しています。理論上ですが、価格の変動を低く抑える設計が行われています。

テザー(tether)

価格の変動(ボラティリティ)を米ドルに連動(ペッグ)させた仮想通貨です。 そのため、価格の変動が投機的になることをおさえ、通貨としての役割を果たすことを目的としています。 常に1USDT(テザーの単位)=1ドルで取引できるようになっています。

モネロ(monero)

現在、複数存在している匿名通貨の一つになります。 その匿名性は、リング署名を応用し、誰がどのぐらいモネロを所有しているかわからない仕組みが使われています。

ダッシュ(dash)

匿名通貨の一つになります。その匿名性は、Coinjoin を応用しています。

ネオ(neo)

アプリケーション開発用のプラットフォームです。 コンセンサスアルゴリズムはDBFT方式を採用し、アプリケーション開発用の言語が豊富という、開発者が参入しやすいことがいえますが、アリババ(中国企業)の援助を受けているため、今後の見通しとして不安定化が懸念されます。

バイナンスコイン(binance coin)

マルタに拠点を持つ仮想通貨取引所のバイナンスが発行する仮想通貨です。 バイナンスコインを使用した仮想通貨取引を行うことで取引手数料が安くなるように設定されています。

テゾス(tezos)

アプリケーション開発用のプラットフォームです。 分裂(ハードフォーク)をせずにシステムの仕様を変更できる点がメリットになります。

チリーズ(Chiliz)

独自トークンを簡単に発行できるプラットフォームです。 発行されたトークンを販売して資金調達したり、発行されたトークン同士が売買可能です。

ネム(nem)

プラットフォームタイプの仮想通貨です。

コンセンサスアルゴリズムにはPoI(プルーフオブインポータンス)を採用しています。

ドージコイン(dogecoin)

アメリカの 4chan 掲示板で2013年に誕生した仮想通貨です。

ジーキャッシュ(zcash)

数ある匿名通貨の中でも最も匿名性が高いとされる仮想通貨です。 その匿名性はシールドトランザクションとゼロ知識証明という仕組で実現しています。

オミセゴー(omisego)

東南アジアを中心に展開している決済・送金プラットフォームです。 オミセゴーを利用することで、国や金融機関など異なる決済・送金システムを統合することができ、低コストで即時取引が可能になります。

リスク(lisk)

アプリケーション開発用のプラットフォームです。 コンセンサスアルゴリズムにDPoSを使用しています。

オントロジー(ontology)

既存企業が気軽にブロックチェーンを活用することを目指して開発された仮想通貨です。 既存システムを簡単に分散型システムへ移行することができます。 異なるブロックチェーンに互換性を持たせて、ブロックチェーンのハブとして機能する特徴があります(実験中)。